03 April 2003 重症呼吸器症候群(SARS)
当院での対処法について
 

重症急性呼吸器症候群(SARS)に関するお知らせ

すでに皆様もご存知のように、香港を中心に患者の発生している重症呼吸器症候群(SARS)がシンガポールでも発症者が報告されております。一部患者では重症化し、死亡例も見られています。現在のところ、ウイルス感染が原因といわれておりますが、この疾患の詳細が完全に明らかになっているわけではなく、社会不安を引き起こしているのが現状と思われます。

感染経路については接触感染だけでなく飛まつ感染、空気感染の可能性もいわれていますが、現在までの状況を考えると、患者との直接接触がなければ感染のリスクは非常に少ないと思われます。予防としては、人ごみには出ない、うがい手洗いの励行など、一般的なことが中心となります。

シンガポールでは患者と直接接触があった人々は家庭待機を義務づけられておりますが、感染、発症の可能性を考えての処置であり、必ずしもSARSの強い疑いがあるわけではありません。

SARSの症状は、まずインフルエンザ様の症状(突然の38.5度以上の発熱、筋肉痛、関節痛、咽頭痛)ではじまり、次に肺炎様の症状である空咳、息切れが出現します。このような症状が現れた場合は医療機関に相談してください。

重要なことは、いたずらに恐怖感を持つことなく、一般的な予防に努めることと、疑わしいときは早めに医療機関を受診することでしょう。

以上のように、いまだ不明な点が多いSARSに対して、私どもラッフルズジャパニーズクリニックといたしましては、以下のように対応させていただきたいとおもいます。

  1. 上記のような症状を有し、香港等への旅行歴がある方には、胸部X線検査、血液検査をお受けいただきます。至急に検査結果(1時間半前後)を検討、判断いたします。

  2. その結果、疑わしい患者様はより詳しい検査のためTan Tock Seng病院へご紹介いたします。その場合には病院の救急車を手配いたします。

  3. シンガポール国外での発症もしくは発症が疑われる患者様には、日本に帰国されての治療をお勧めいたします。日本での入院病院も含め、ご相談をうけさせていただきます。

その他、疑問な点や出張に関するご相談など、随時受け付けております。また、ご希望がございましたら医療講習会も開催しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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