28 Apr 2005 予防接種について その14
狂犬病予防接種
 

狂犬病予防接種

狂犬病はウイルスを保有した動物にかまれたりひっかかれたりすると感染します。犬以外にも多くの野生動物や猫、コウモリも保有している可能性があり、コウモリが目の前を飛び去っただけで飛沫感染した例もあります。

日本、英国、北欧、オーストラリアなどを除き世界中で発生が見られますが、万が一のときの医療機関が整っていないような地域に長期滞在する際には予防接種が勧められます。

狂犬病にかかると風邪に似た症状が現れ、かまれた部分に熱感や掻痒感を覚えます。その後、精神錯乱し、呼吸障害によりほぼ100%死亡します。

ワクチンは不活化ワクチンで日本とWHO推奨の接種法では若干異なります。
日本では1.0mlを皮下注射し、1ヶ月後と6〜12ヵ月後に追加接種を主ないます。
WHOの場合は、1.0mlを筋肉注射し、7日後、1ヵ月後、1年後に追加接種を行います。

効力を維持するには、概ね5年ごとの追加接種が望ましいといわれています。
予防接種は受傷後の発病防止(曝露後免疫)にも使用されます。方法は諸説ありますので、対応可能な医師に相談しましょう。

副反応としては接種部位が腫れるなど、局所反応が約10%の人に見られますが、それ以外はほとんどありません。

A:予防接種を行っていれば、受傷後の処置は必要ありませんか。

Q:日本の標準的な対処法では予防接種完了後6ヶ月以内の場合は曝露後免疫を行う必要はなく、それ以外の場合は曝露後免疫が必要としています。WHOなどではたとえ1年以内の受傷でも1回の追加接種を推奨しており、これについても諸説ありますので、対応可能な医師に相談しましょう。

大西 洋一

 

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