12 May 2005 医療コラム(Dr 大西) その15
斜視
 

斜視

斜視には内斜視(寄り目)と外斜視があります。頻度としては内斜視が多いです。内斜視の場合、すぐに処置をしなくていい事が多いですが、外斜視の場合は早期に手術をしたほうがいいでしょう。

日本人など東洋人の場合、一見内斜視に見える事がよくあります。海外で白人医師に斜視を指摘される事は珍しくありません。これは東洋人の顔が平らで目の間隔が広いためにそう見えるのです。これを仮性内斜視といい、本当の斜視ではありません。ですから治療も必要ありません。成長とともに気にならなくなります。

仮性内斜視かどうかを簡単に見分けるには、目に光を当てて判断します。両方の黒目の同じ位置に光が映っていれば斜視はありません。ずれているようであれば斜視ということになります。光源はなるべく遠くにあるほうが正しく判断できます。フラッシュをたいて写真を撮ってみてもわかります。

本当に斜視がある場合は、両目でものを見る事がうまくできなくなり、片目だけでものを見るようになってしまうことがあります。そうすると使わないほうの目は十分に発達しないため、視力が低下します。ですから、両目でものを見る訓練をしたり、斜視の治療を早期に行う必要があります。

大西 洋一

 

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