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アルカリフォスファターゼ
1.基礎知識
*アルカリフォスファターゼ(ALP)は、肝臓、骨、小腸などに広く分布しており、これらの臓器の成長や障害で血中濃度は高くなります。
*肝障害、胆汁の排泄が障害されている胆汁うっ滞や、骨の病気で増加します。
*骨が発育する成長期にも、骨由来のALPのため高値を示します。
*6つに分かれるアイソザイム(分画)を調べると、どの臓器由来なのかがある程度推測出来ます。たとえば、骨はALP3、小腸はALP5などです。
*測定方法がいくつか存在するため、医療機関により基準値が異なる場合があります。
2.疑われる疾患
*高値の場合
肝・胆道の病気:急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、薬剤性やアルコール性肝障害、胆道閉塞、胆道結石、胆道癌
骨疾患:骨肉腫、癌の骨転移、骨軟化症、骨折治癒時
甲状腺機能亢進症、、慢性腎不全
*低値の場合
亜鉛欠乏、栄養障害、甲状腺機能低下症
3.日常生活上の注意
*高値を示した場合、念のため病院などで詳しく調べましょう。
*軽い上昇で、自覚症状がなく、他の肝機能などで異常がない場合は、定期的な検査で経過観察します。
*肝障害が原因の場合は、その悪化予防対策をとります。
健診結果はきちんと健康増進に生かしましょう。ガイドラインに基づいた正しい治療を受けましょう。
大西 洋一 |