15 Sep 2005 健康診断結果の見方 その17
総蛋白とアルブミン、グロブリン
 

総蛋白とアルブミン、グロブリン

1.基礎知識

*血清の中には、アルブミン、免疫グロブリン、そのほかおよそ80種類の蛋白があり、体の働きに役立っています。これらの蛋白の合成の異常、分解の異常、消費または漏出があると、増えたり減ったりします。
*蛋白のうち、どの蛋白の増減があるかは、分画を調べることによって知ることが出
来ます。通常、アルブミンと4分画の免疫グロブリンの5つの分画に分けられます。
*血清総蛋白が増加する場合、免疫グロブリンの増加を考えます。
*血清総蛋白が減少する場合、アルブミンの減少を考えます。

2.疑われる疾患

高い場合
膠原病、慢性炎症、慢性肝炎、肝硬変、悪性腫瘍、多発性骨髄腫、脱水症

低い場合
肝障害、ネフローゼ症候群、栄養不良、蛋白の漏出(火傷、胸水、腹水など)

3.日常生活上の注意

*異常値がみられた場合は、必要に応じて病院で詳しく調べましょう。通常は免疫電気泳動法という検査で、もっと細かい個々の蛋白の変動を調べます。
*疾患が明らかになった場合は、それぞれの病態、疾患に応じた生活指導、治療が必
要です。

健診結果はきちんと健康増進に生かしましょう。ガイドラインに基づいた正しい治療を受けましょう。

大西 洋一

 

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