03 July 2003 保健だより その1
乳幼児健診
 

乳幼児健診

乳幼児健診はお子様1人1人の発育・発達のチェック、異常の早期発見をはじめ、栄養指導、予防接種、事故、成人病予防、心の問題や育児支援なども考慮にいれて行われています。一次健診の目的は正確な診断をつけるのではなく疑わしいものをスクリーニングすることです。

日本では母子保健法により4ヶ月、10ヶ月、1歳6ヶ月、3歳の健診が定められており保健所や委託医療機関にて行われています。

検診の時期については、乳児期はお誕生日まで毎月行うのが理想的とされていますが、発達神経学的に最も異常が発見されやすい月齢(満4、7、10ヶ月)に、最初の健康チェックを行う1ヶ月(通常、出産した病院で行います。)と、社会的適応であるお誕生健診としての12ヶ月を加えて5回行うことができれば、通常十分です。

幼児期では1歳6ヶ月、3歳、5歳での健診が適当です。特に3歳は発達の早い子どもや遅い子ども、やせた子どもや肥満な子どもなど、個人差が広がってくる時期であり、1歳6ヶ月健診までに発見できなかった異常を見出すことのできる重要な年齢とされています。また5歳児では、今までの健診ではっきりした異常はほとんどチェックされ、すでに適切な対応が行われている時期ですが、軽度の異常、特に視覚や聴覚、知能発達などの面では就学前健診ともからんで重要な配慮が必要になってきます。さらに、学童期、思春期に心の問題を生じる子どもの中には乳幼児期に色々な信号を発している事が多いとされ、5歳での健診の意義は少なくありません。5歳児では保育所、幼稚園などの定期健診を利用されると良いでしょう。

通常、健診では診察の前にお子様の生育歴を確認します。その後、それぞれの発育段階に応じた診察を行い、各時期に応じた保健指導(栄養指導や生活指導、予防接種)が行われます。

乳幼児健診の機会を利用して、日頃心配されていることやお困りになられていることをを医師に相談されると良いでしょう。

看護師 橋本

 

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