15 Dec 2005 予防接種について その18
黄熱予防接種
 

黄熱予防接種

黄熱はウイルスを持ったネッタイシマカという蚊にさされることで3〜6日の潜伏期を経て突然の発熱、頭痛、背部痛、虚脱、悪心、嘔吐で発症します。発熱はいったん解熱し、再度熱が出て、腎障害や出血傾向、黄疸などが症状に加わります。その致死率は20〜50%と言われています。

流行地域は熱帯アフリカと中南米で、サルの間に広がったものが蚊によって人間に感染する森林型と、感染した人から蚊によって感染する都市型の二通りの流行形式があります。

流行地もしくは流行が予想される地域への渡航の際は予防接種を行う事が望ましいです。予防接種の有効率はきわめて高いといわれています。効果は接種後10日から約10年持続すると言われており、10年ごとの接種が必要です。

予防接種はウイルスを弱毒化し鶏卵に接種して作った生ワクチンです。卵アレルギーの人には注意が必要です。1回0.5mlを皮下注射します。

日本でもシンガポールでも特定の限られた施設でのみ接種が可能です。日本では検疫所など、シンガポールではCDC、タントクセン病院などで可能です。ラッフルズ病院でも接種が行えます。

副反応としては約5〜10%に接種後5〜10日に頭痛、背部痛、発熱、倦怠感などがみられますが一時的なものです。

Q:コレラワクチンの接種も行いたいのですが、接種間隔はどうすればいいでしょうか。

A:双方の抗体産生の抑制を避けるため、3週間以上あけることをおすすめします。時間的に不可能な場合は、次善の策として同時接種を行います。

大西 洋一

 

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