02 Mar 2006 予防接種について その19
コレラ予防接種 
 

コレラ予防接種

コレラの症状は急激な水溶性の下痢で、「米のとぎ汁様」と表現されます。コレラが問題になるのは下痢による脱水で、脱水症状の治療管理がうまくいけば、致命率はほとんど0で、後遺症なども残しません。

流行地域はアフリカと東南アジアで、セレベス南部にみられるエルトール型とアジアで見られるアジア型がありますが、最近ではほとんどの地域でエルトール型が定着しています。感染しても必ずしも発症するとは限らず、発症率はアジア型で30〜40%、エルトール型で10%以下と言われています。

衛生環境が悪いなど流行地もしくは流行が予想される地域への渡航の際は予防接種を行う事があります。ただし予防接種の有効期間は短く6ヶ月以下であり、有効率も50〜60%と言われています。50%の有効率が望めるのは3ヶ月以内との報告もあります。

予防接種はウイルスを処理した不活化ワクチンです。成人では2回皮下注射します。副反応としては発熱、倦怠感などがみられることがありますが一時的なものです。

Q:コレラワクチンの接種は何歳からできますか。
A:日本では通常1以上を対象に行います。米国の基準では生後6ヶ月から可能です。シンガポールで使用されているワクチンでは2歳以上と表記されています。

大西 洋一

 

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