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16 Mar 2006
保健便り その1
9
手洗いの方法
このところシンガポールではロタウィルスなど、接触感染による胃腸炎が流行っています。接触感染とは患者さんとの直接接触あるいは患者さんが使用した物品や環境表面などとの間接的接触により感染する様式をいいます。これらの中には手洗いやうがいの施行で十分に防げるものもあります。
手洗いとうがいは、私たち日本人にとって子供のころから学ぶ生活習慣の一つです。SARSの流行の時期にはこの習慣がシンガポールでも注目されたのをご存知でしょう?今日は感染予防対策としての手洗いの方法についてお話ししたいと思います。
一口に手を洗うと言っても洗い方は個人や状況によって様々です。水をさっとかけるだけの場合もあれば石鹸を使って念入りに洗う場合もあるでしょう。手は細菌の運び役です。手に付いた菌をほぼ確実に取り除くには、石けんを泡立てながら、ていねいに手全体(指先から手首まで)をまんべんなく洗う必要があります。時間で表すと、30秒程度の泡立てとさらに20〜30秒程度のすすぎが必要といわれています。爪の間や指と指の、親指の付け根などに菌は残りやすく、洗い残しがあるとせっかく手を洗っても感染予防になりません。
ここで、私たち医療スタッフが感染症予防対策の一環として学ぶ、手洗いの方法の一つをご紹介します。
『手洗いの基本7ステップ』
両手をあわせ手のひらを洗う
手のひらと反対側の手の甲を重ね手の甲を洗う(左右交互)
再び手のひらをあわせ指を組んで指と指の間をあらう
手を軽く握り反対側の手のひらに置き指の背を洗う(左右交互)
親指を反対側の手で包みこみ回転させながら親指全体を洗う(左右交互)
手のひらに指先を置き円を描くように爪を洗う(左右交互)
左右の手首を洗う
ご自分が普段どのように手を洗っているか思い出してみてください。きっと手のひらと指の間を洗っても手の甲や指先、手首を洗っていることは少なくないでしょうか?この機会にもう一度手洗いの基本を思い出し、いつもより意識して手を洗ってみてください。とくに兄弟のいらっしゃる家庭では家族間での感染が目立ちます。お子さんが外から帰ってきたらまず手洗いとうがいを実行するよう習慣化しましょう。また、トイレに行った後、おむつ交換をした後、さらにガーデニングで土いじりをした時も手洗いを忘れずに。
看護師 橋本 さやか
日本語専用ホットライン : (65) 6311-1190 English Hotline: (65) 6311-2290 Fax No: (65) 6311-2299
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