27 Apr 2006 感染症 その16
膀胱炎
 

膀胱炎

膀胱炎は大腸菌などの細菌が尿道をさかのぼって膀胱に定着し増殖して起こる病気です。大腸菌などの腸内細菌は大腸や直腸に住み着いている菌ですので、肛門やその周辺に常に存在しています。一般的に女性のほうがが発症しやすいと言われていますが、その理由としては女性の尿道が短いこと、細菌のいる肛門と尿道との距離が近いことなどが挙げられます。疲労の蓄積などにより身体の抵抗力が低下するとかかりやすいと言われています。                           
膀胱炎の一般的な症状としては、排尿痛・残尿感・下腹部痛・頻尿・尿混濁などが挙げられます。尿が近くなり、トイレから帰ってきてもまたすぐ行きたくなったり、尿をしたあともまだ残っている感じ(残尿感)がしたりします。このような症状が出ているのに治療せずに我慢していると、排尿時以外でも下腹部が痛んだり肉眼でもはっきりとわかるような血尿が出たりします。悪寒と一緒に高熱が出たり背部痛・腰痛がある場合は、炎症が腎臓に波及し腎盂腎炎になっていることもありますので、早めの治療を心がけましょう。                                    
細菌感染による急性膀胱炎の場合は、水分を十分にとり尿量を増やして、どんどん排尿し膀胱内の菌を洗い流してしまうのが回復を早めるコツです。さらに抗生物質あるいは抗菌剤を服用することで3日程度で症状は治まりますが、医師が「完治」というまで服用を続けてください(多くが5日から1週間)。また膀胱への感染を繰り返し起こす場合は、低用量の抗生物質を継続して(2週間から1ヶ月)することもあります。

予防策としては以下の内容が勧められます。 
1.身体の抵抗力を落とさない。→ストレスや過労、過激なダイエットを避ける、カゼは早く治す。
2.トイレを我慢しない。
3.水分を多めにとって、なるべくトイレに行く。
4.下半身を冷やさない。

永山 憲市

 

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