ラッフルズ ジャパニーズクリニック
 
HOME病院の概要アクセス診療時間医師の紹介ニュースレター各種書類手続きお問い合わせリンク
内科産科婦人科歯科カウンセリングアロマセラピー健康診断予防接種
メールマガジン登録/削除画面へ

Newsletter

 

18 Mar 2006 胃腸疾患 その18
乳糖不耐症
 

乳糖不耐症乳糖不耐症とは、乳糖分解酵素(ラクターゼ)の欠乏により乳製品に含まれる乳糖が消化できない状態で、慢性的な下痢や腹痛が起こる状態をいいます。乳糖は、母乳、牛乳や赤ちゃんのミルクなど乳製品に広く含まれている糖で、小腸の粘膜で産生される酵素のラクターゼによって分解されます。
 
ラクターゼは小腸で乳糖を、ブドウ糖とガラクトースに分解します。その後この2つの単糖類は小腸の粘膜から吸収されるのですが、このラクターゼが欠乏すると、乳糖を分解できないため消化吸収できなくなります。その結果、高濃度の乳糖が腸管内の液体を引き寄せ、下痢を起こしてしまうのです。また、吸収されない乳糖は小腸を通過して大腸に入り、大腸内の細菌によって発酵し、腹部膨満を起こします。乳糖不耐症がある乳児は乳糖を含む母乳や粉ミルクで慢性的な下痢を起こし、幼児から成人では、腹部膨張、腹痛、下痢、吐き気、腸がゴロゴロ鳴る腹鳴が慢性的に起こり、乳糖を含む食品を食べた後、30分から2時間程度で急激に便意を催すことが多いのです。
乳製品を食べた後に下痢が慢性的に続く場合には、乳糖不耐症を疑うことが診断上最も重要です。3〜4週間の間、食事の内容から乳製品を除いたり、乳糖を含まない粉ミルクを続けたり、症状が消失すれば、診断が確定しますし最終的には治癒します。
   特別な検査は必要ありません。乳糖不耐症は、乳糖を含む食品を避けることでコントロールできます。また、ラクダーゼには粉薬や錠剤、液剤があり、牛乳に加えることができます。さらには、乳糖を減らした牛乳などの食品や乳糖の代わりに豆乳成分を用いた粉ミルクも入手できます。

永山憲市
 


日本語専用ホットライン : (65) 6311-1190   English Hotline: (65) 6311-2290  Fax No: (65) 6311-2299
Copyright ©2003 Raffles Japanese Clinic Pte. Ltd. All Rights Reserved