ラッフルズ
ジャパニーズクリニック
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25
May 2006
保健便り その
20
ねぎと風邪
昔から風邪を引くと“・・・をすると風邪に効く”といういわれがいくつかありますね。
風邪によいといわれるものは色々ありますが、たまに“ねぎを首に巻いて寝た”、“ねぎとしょうがの汁をあわせて飲んだ”という方がいます。今回はその“ねぎ”についてお話ししたいと思います。
ねぎは2000年も前より食用として利用されており、日本へは中国より伝わりました。
東洋医学では漢方薬としても利用されています。
ねぎには、アリシン(ねぎを切る時に涙が出てくる原因になる成分です)という揮発性の成分に、からだを温める働きと殺菌作用があるといわれています。このことにより、血行を改善し、肩こりや疲労の蓄積を防ぎます。体を温め発汗を促す作用で、風邪の初期、冷えによる腹痛、鼻詰まりなどの改善や、痰をきり、喉の炎症を抑えるのに用いられています。
また、この成分はビタミンB1の吸収を促進します。ビタミンB1とは、水溶性ビタミンで、脳の働きを活発にし、疲労を予防します。通常、成人に必要なビタミンB1の一日量は男性で1.3〜1.4mg、女性で1.0〜1.1mgです。ビタミンB1は大豆や豚肉などに多く含まれます。これらの食品を組み合わせて調理することにより
上記の効果がより一層発揮されます。
このアリシンを効果的に摂るには、細かく刻んで匂いを出すのがポイントだそうです。
しかし、時間が経つにつれ性質が失われるので、食べる直前に細かく切るのがいいで
しょう。また、ビタミンB1は加熱すると生で食べるのに比べ30〜50%も減ります。
この2点が、ねぎを風邪に効くといわれる料理に使うポイントです。
ねぎを首に巻くというのは、このねぎのぬるぬるした部分の抗菌・殺菌・鎮静作用を
利用し、喉の炎症を抑える効果を期待しているものです。
今回はねぎについて少しご紹介しましたが、これはほんの一部です。ほかにも沢山このように“おばあちゃんの知恵袋”と呼ばれるものがあります。これらは薬の入手が困難な時代に生まれた生活の知恵ともよばれるものですね。しかし、全てが医学的根拠に基づいているものではないので注意してください。
西洋医学が発達している現在では、ほとんど行われていません。しかし、試してみた
という声もたまに聞きます。効くか効かないかはわかりませんが、ねぎについては、
科学的根拠が全くないわけではありません。また、東洋医学ではこれらを利用して治
療が行われています。ただし、皮膚に直接貼ったりするものは皮膚が炎症おこしたり
する場合があるので、くれぐれも気をつけてください。
看護師 宮地 淑子
日本語専用ホットライン : (65) 6311-1190 Fax No: (65) 6311-2299
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