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27 Jul 2006 産婦人科疾患 その3(Dr 田島)
卵巣のう腫・卵巣腫瘍 (内膜症性のう胞・チョコレート嚢腫)
 

健診などで、「卵巣が腫れている」と言われた場合、原因としていろいろなことが考えられます。前回は、手術の必要のない「機能性のう胞」についてお話しました。
今回は、内膜症性のう胞についてお話します。子宮内膜症については、以前にメルマガでお話ししたとおりですが、この内膜症が卵巣にできて腫れてくるものを、内膜症性のう胞と言います。中にたまった液体は古い血液で、茶色くチョコレートのようにみえることから、チョコレート嚢腫とも呼ばれています。内膜症性のう胞があると、卵子の質にも影響するので、なかなか妊娠しにくい方には、手術をお勧めします。特に症状もなく、のう胞も小さい場合は、定期的な超音波検査で様子を見てもいいでしょう。どんどん大きくなる場合や、生理痛がひどい場合は、やはり手術をした方がいいでしょう。手術後にホルモン療法(GnRH療法)が必要な場合もあります。これは、生理を止めることによって、手術で取りきれなかった内膜症の病巣を消そうという方法です。症状や経過を総合的に考慮した上で、どういった治療が適切か、主治医とよく相談して決めてください。

田島里奈

 

 

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