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19 Oct 2006 産婦人科疾患 その4(Dr 田島)
卵巣のう腫・卵巣腫瘍(類皮嚢胞腺腫・dermoid cyst)
 

 


健診などで、「卵巣が腫れている」と言われた場合、原因としていろいろなことが考えられます。前回までは、「機能性のう胞」「内膜症性のう胞」についてお話ししてきました。今回は、類皮嚢胞腺腫・dermoid cystについてのお話です。あまり耳慣れない名前だと思いますが、類皮嚢胞腺腫は良性の卵巣腫瘍のうちもっとも頻度の高いもののひとつです。英語でdermoid cystといいます。腫瘍の成分は脂肪や髪の毛や歯などで、通常自覚症状はありません。放っておくと、大きくなって悪性に変化するものもあります。卵巣が捻れて(茎捻転といいます)急にお腹が痛くなり、緊急手術となることもあります。経過を見ていても消えることはないので、このタイプの腫瘍はいずれ手術が必要です。多くの場合、腹腔鏡で手術が可能で、入院は1泊2日程で十分です。超音波検査(できれば経膣超音波検査)で発見可能なものですので、年に一度の子宮癌検診の際に、ついでに超音波検査も受けられることをお勧めします。
 


田島里奈
 

 

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