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28 Jun 2007 健康診断の見方 その25(Dr大西)
甲状腺ホルモン遊離型T4(F−T4)
 

1.基礎知識

*甲状腺ホルモンにはT4とT3と呼ばれるものがある。
*大部分は甲状腺ホルモン結合タンパク(TBG)と結合しており、T4の約0.03%、T3の0.3%が遊離型として存在しており、F‐T4、F‐T3と呼ばれる。
*遊離型はTBG濃度の影響を受けず一定に保たれるので通常は遊離型を測定する。
*F‐T4、F‐T3はほぼ平行して上下するため、異常の有無を調べるにはF‐T4のみを測定する。

2.疑われる病気や異常

高値の場合
バセドウ病、甲状腺炎初期、亜急性甲状腺炎急性期、TSH産生腫瘍、甲状腺製剤服用

低値の場合
慢性甲状腺炎(橋本病)、甲状腺手術後、抗甲状腺薬服用、甲状腺機能低下症

3.日常生活上の注意

*甲状腺機能を調べるにはTSH(甲状腺刺激ホルモン)も同時に測定する。
*バセドウ病を疑う場合には、抗TSH受容体抗体も測定する。
*橋本病を疑う場合には、抗甲状腺マイクロゾーム抗体、サイログロブリン抗体も測定する。
*甲状腺機能亢進症ではカロリー消費亢進があるので、安静にする。抗甲状腺薬服用。
*甲状腺機能低下症では甲状腺製剤服用。

大西 洋一

 

   
 

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