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今、ぜんそくや鼻炎などのアレルギー疾患を抱える日本人は、3人に1人といわれます。大きな原因の1つにダニやほこり、カビなど家庭内のハウスダスト(家の中で発生するホコリ)があげられますが、中でもアレルギーの主原因となるのがダニです。ハウスダストのアレルギーと診断される人のほぼ100パーセントが、ハウスダストの中のダニ(ヒョウヒダニの死がいやふん)に反応しているといわれています。1年を通じて湿度の高いシンガポールはダニが繁殖する環境が整っています。
ではどのようにすればダニの害を減らすことが出来るのでしょうか?ダニの害を減らすには、まずは部屋の湿度が高くなり過ぎないように通風を良くすること、そしてダニそのものを減らすことが重要です。
ダニは空中に死がいやふんが漂うことが一番の問題とされていますが、ある調査によると、人間は寝ているとき、頻繁に寝返りをうって、ダニの死がいやふんを舞いあげるため、ダニの死がいやふんは床上30センチ以内のところに最も多く漂っていることが分かりました。(ベッドの場合は布団から30センチのところ)これによって、ハイハイしている赤ちゃんや、寝ている状態の全年齢の人達が、ダニを最も吸い込みやすい状態であるということも分かっています。
ダニが好んで棲息する寝具類は、天日や布団乾燥器などを利用して両面を乾かしましょう。日本とは違い、布団ではなくベットを使用している方が多いかと思いますが、ベッドパッドや枕にはダニが沢山棲みついています。シーツだけでなく、ベットパッット、タオルケット等もこまめに洗濯をするようにしましょう。また、窓を開け、マットレスをそこに立てかけて、陰干しして湿気をとばすことも大切です。掛け布団を利用している方はなるべく定期的に布団を干し、布団を干す場所がない場合は、室内でも風通しのよい日光の当たる場所にかけるとよいでしょう。布団を干した後は叩いて埃をたてず、表面をなでるようにはらうと表面についたダニや死骸を中に押し込めずに取り除くこが出来ます。また干すだけでなく布団に掃除機をかけダニを減らすことが重要です。
次に床の掃除ですが、絨毯よりはフローリングの方が掃除がしやすくダニの除去がしやすいとされていますが、フローリングや床の場合、掃除機をかけると埃が舞いやすくかえってダニを空気中に撒き散らしてしまいます。通常、床の掃除は掃除機やほうきなどで大きなゴミや埃を取り除いてから、モップやクイックルワイパーなどを使用することが多いと思いますが、まず、細かい埃を空気中に撒き散らさないように先にクイックルワイパーなどでふき取ってから掃除機をかけるようにすると最終的に床の埃が激減します。ダニが棲息しやすいぬいぐるみやクッションなどを部屋から減らすことも効果的です。
これまでアレルギー症状を起こした経験のない人でも3人に2人の割合で体の中にすでにハウスダストの抗体を持っていて、いつ鼻炎やぜんそくなどのアレルギー症状を発症してもおかしくな状態にあるといいわれています。ぜひ一度、ハウスダストの除去の方法について見直してみましょう。
看護師 橋本 さやか
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