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30 Aug 2007 医療コラム その6 (Dr吉田)
便潜血反応について
 
健康診断の項目に便潜血反応という項目があります。便潜血反応とはその名の通り、便の中に混入している、肉眼では認められない血液を検出する検査です。

日本ではこの検査を大腸がんのスクリーニング検査と位置づけています。しかし、口から肛門に至る消化管のどこから出血しても便潜血反応は陽性になります。ですので、本来は便潜血反応が陽性になったときには、すべての消化管を検査する必要がでてきます。一般的な健診の場合、胃がん検診として胃のバリウム検査や胃カメラをすでに行っているため、残る大腸を大腸鏡で検査することになります。

大腸がんの場合では、常時出血しているわけでなないため、通常は2日分検査を行いそのうちの1回でも潜血反応が陽性になった場合には精密検査をすることになります。また、一度陽性となった場合、もう一度再検査をして陰性であっても「陽性であった」という事実は変わりませんので、大腸鏡の検査が必要です。

また、便潜血反応が陰性である大腸がんもよくありますので、たとえ便潜血反応が陰性であっても大腸がんが心配の時には大腸鏡検査をすることをお勧めします。また、大腸鏡で出血源がない場合には、必要に応じてカプセル内視鏡などで小腸の検査をすることもあります。

吉田 正

   
 

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