11 Sep 2003 事務からのお知らせ その2
専門医の受診について
 

専門医の受診について

皆さんは、目や耳のトラブル、婦人科疾患の悩みなどの際に、日本では通常、それぞれ眼科、耳鼻科、婦人科を受診することと思います。たいてい家の近所には評判の眼科医や耳鼻科医などがいて、受診の際にそれほど困ることもないでしょう。
ところが、シンガポールでは皆さんどうしているのでしょうか。いざ、専門医を受診しようとしても、どこに行けばいいのか、そしてはじめから専門医受診でいいのか戸惑ってしまうというお話をよく耳にします。

一般にシンガポールでは、どんなことでもまずGP(General Practitioner)と呼ばれる一般医に相談することが多いようです。そして必要とあればそこから専門医の紹介を受けます。もちろん紹介なしに、直接専門医を受診することもできますが、たいていの場合、専門医は予約制のことが多いです。
GPの医師は、たとえ眼科疾患や耳鼻科疾患でも簡単な検査や処置で済むような場合はそこで済ませてしまいます。詳しい検査が必要な場合や、専門家でないと判断に困るような場合、また専門的で特殊な治療が必要な場合は、専門医に紹介するわけです。もちろん、患者さん自身の希望があればどんな場合でも紹介してくれます。
このように、GPは、簡単でよくある疾患には広く何でも対応するということと、必要とあれば適切な専門医を紹介するという、言わば交通整理的な役割を果たすことがおもな診療内容となっています。ですから、GPの医師には広い知識と、判断力が要求されます。

シンガポールでは日本人医師はすべて一般医として登録されています。ですから、日本人の患者さんの場合、まずはとりあえず日系クリニックを受診して相談し、必要と判断されればそこから専門医を紹介してもらうという手順をふむことが多いようです。もちろん日常よく見かける簡単な疾患であれば日本人医師が対応できます。専門医を受診する際も、紹介であれば適切な医師を選択してもらえるでしょう。

このようなシンガポールの受診形式は、一見二度手間のように感じるかもしれませんが、不必要な専門医受診は避けられること、専門医えらびで間違わないですむことなど患者さんにはメリットがあると考えられます。
また、日本人の専門医がいないシンガポールでは、日本人医師にあらかじめ相談しておけば専門医の見解だけでなく、日本での標準医療を踏まえたうえでの、日本人医師のセカンドオピニオンを得ることができるという大きなメリットがあるでしょう。

 

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