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10 Jan 2008 胃腸(消化器)疾患 その25(Dr吉田)
胃ポリープ
 
胃ポリープとは、胃の粘膜にできる隆起性の病変のことを言います。一般に無症状なので、健診の胃十二指腸造影や、内視鏡検査などで偶然に見つかることが多い病気です。

胃ポリープは、組織検査によって、過形成ポリープ、胃底腺ポリープ、腺腫などに分けられます。それぞれ次のような特徴があります。

過形成ポリープ:粘膜細胞の過形成によってできるポリープで、高さが高くなったり、大きくなったりしていくことが特徴です。大きいものでは2〜3センチ程度になります。内視鏡では赤く、凹凸があり、出血やびらんなども見られることがあります。癌化することはまれですが、大きく出血などが見られる場合には、内視鏡的に切除することがあります。

胃底腺ポリープ:胃底腺の粘膜に発生するものです。通常は多発する数ミリ程度の半球状のポリープです。表面はすべすべしていて、周囲の粘膜と同じ色をしています。癌化することはなく、大きくなることもほとんどないため、治療する必要はありません。

腺腫:高齢者に多く見られるものです。平たいものやドーム型などいろいろな形をしています。灰白色で凹凸があります。癌化することが多いため、積極的に内視鏡治療をします。

このように、胃ポリープは肉眼的特徴から大体の診断が可能であること、また最終的に組織検査が必要になることから、胃十二指腸造影でポリープが指摘された場合には内視鏡検査が必要になります。

吉田 正

   
 

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