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28 Feb 2008 健康診断の見方 その28(Dr大西)
AFP
 
1.基礎知識
*AFPとはα1−fetoproteinのことで、胎児肝や肝がん細胞で作られ、肝臓がん患者で高値をとることが多い腫瘍マーカーです。
*基準値は15ng/mlですが、正常者でも基準値を超える擬陽性も多くみられます。
*400ng/mlを超える場合は癌の可能性が高いです。
*妊娠では後期になるに従って高値となります。
*15−400ng/mlをグレイゾーンとし、15ng/mlを超える場合を陽性とします。
*肝硬変や肝炎、胆管炎などでグレイゾーンとなる事が肝疾患全体の20%にみられます。
*比較的早期の肝細胞がんではあまり上昇がみられないので、画像検査による鑑別診断が必要です。
*がんの治療後の効果判定や再発の発見にも役立ちます。

2.疑われる病気や異常
高値の場合 肝細胞がん、肝炎、肝硬変、妊娠まれに胃がん、大腸がん、食道がん、肺がん

3.日常生活上の注意
*グレイゾーンや陽性の場合は肝臓、胆道、消化器、呼吸器等の精査を行います。また、1ヶ月後に再検査して値の推移を観察します。異常がない場合は3ヶ月に1度の頻度で再検査を行い、経過をみるようにします。
*有効な検査としては腹部超音波検査、肝機能検査、PIVKA−2などの腫瘍マーカーがあります。
*経過の中で急な上昇をみたときは、すぐに精密検査を行います。
*女性の場合は妊娠も考えます。
*高値となるような疾患がある場合は、その治療を行います。
*正常で高値をとる人は、平常値を知っておくのがいいでしょう。

大西 洋一

   
 

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