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10 Jul 2008 歯科コラム その1(歯科医師 畑)
知覚過敏について
 
皆さんは知覚過敏という言葉をご存知ですか?正確には象牙質知覚過敏症といいます。テレビCMでもおなじみの歯がキーンとしみるあれです。シンガポールでもこれで悩む人は多いのか知覚過敏用の歯磨剤のCMが放映されていますね。

象牙質知覚過敏症は温度、乾燥、擦過、浸透圧、化学物質などの刺激によって生じる短く鋭い痛みを特徴とし、歯質の欠損などの他の病変では説明できないものと定義されています。

風や冷水で歯がキーンしみるので、もしや虫歯になったのでは?と思う方も多いでしょう。事実むし歯と似たような症状を呈するので不安になりますよね?知覚過敏の原因はむし歯ではありません。不適切なブラッシングや過度な歯軋りなどにより歯の一部が欠けたりはがれたりすることによりおこります。エナメル質とよばれる表層のシールド部分がなくなり、歯の本体である象牙質が露出してくるのです。この象牙質がしみているとか痛いと感じとるわけです。

知覚過敏は対策を講じず放置していても症状が落ち着いてくることはあまり期待できないので、歯科医院を受診するのがよいと思います。歯の削れ方が大きいときは白い樹脂(レジン)でうめたり、削れ方が小さいときには歯面にお薬を塗りこんで様子を見たりもします。つまり露出したしみる部分への刺激をシャットアウトするのが目的です。ちなみに知覚過敏用歯磨剤には刺激を抑制する成分が含まれているのです。

しみるのをずっと放置していると、ひどい場合は神経がズキズキ痛んできて、神経をとる処置が必要になることもありますので、そうなる前に気になっているところは早めに受診して点検してもらいましょう。

歯科医師 畑 茂

   

 


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