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14 Aug 2008 医療コラム その11(Dr田島)
胞状奇胎について
 
妊娠反応が陽性になるのは、正常妊娠ばかりではありません。今日は、ちょっと厄介な胞状奇胎という病気についてお話します。

胞状奇胎の場合も、最初のうちは通常の妊娠と全く同様に、生理が遅れて妊娠反応が陽性となります。自覚症状としては、出血やひどいつわりが見られることが多いですが、これだけでは診断できません。必ず超音波検査による子宮内の確認が必要です。

胞状奇胎は全胞状奇胎(空の卵に精子が受精した場合:胎児は形成されず、胎盤成分のみ)と、部分胞状奇胎(1つの卵に2つの精子が同時に受精した場合:不完全な胎児と不完全な胎盤)に分けられますが、いずれにしても、胞状奇胎が疑われた場合は、子宮内容除去術(子宮内掻爬)を行って子宮内をきれいに掃除する必要があります。

胞状奇胎は再発の危険性があるため、手術後も血液中のHCGというホルモンの値を定期的に1年間にわたって調べなければいけません。また、この間は避妊が必要です。正常妊娠によってもHCGの値が上がってしまうため、胞状奇胎の再発かどうかが分からなくなってしまうためです。

一般に、40歳以上になると、胞状奇胎妊娠の確率が高くなります。また、東南アジアは、アメリカに比べて8倍も発生率が高いと言われています。

妊娠したかなと思ったら、早めに(生理が遅れて2週間くらい)産婦人科を受診した方がいいでしょう。

医師 田島 里奈

   
 

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