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21 Aug 2008 医療コラム その10(Dr吉田)
腹痛について(みぞおちの痛み)
 
みぞおちの痛みは一般に「胃が痛い」と表現されることが多いものです。しかし、実際に「胃」が痛いとは限りません。みぞおち付近には、食道、胃、十二指腸、膵臓、横行結腸(大腸)などがあるため、実際にどの臓器が痛いのかは詳しく診察してみないとわかりませんが、食事の前か後か、周期的な痛みか持続的な痛みか、などの病歴が診断の助けになることがあります。

空腹時の痛みは主に胃炎や胃潰瘍などを疑わせます。軽い場合には食事をすることにより改善することがあります。

一方、食後の周期的な痛みの場合には、急性腸炎などの腸管病変が疑われます。明け方や食事の後の持続的な痛みは、逆流性食道炎などの痛みが疑われます。

食事と関係のない持続する激痛の場合には急性膵炎などの可能性も考えなければなりません。

これらの正確な診断には、一般的な診察を受けていただき、疑わしい病気に合わせて胃カメラ、大腸鏡、超音波検査、CT検査などを行うことにより総合的に判断する必要があります。

医師 吉田 正

   
 

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