ラッフルズ ジャパニーズクリニック
 

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25 Sep 2008 感染症 その27(Dr永山)
アメーバ赤痢について
 
アメーバ赤痢は、衛生状態が悪く、水や食べものが便で汚染される地域に比較的よくみられます。ある種の性行為でもかかることがあります。赤痢アメーバはまず大腸に感染しますが、肝臓など他の臓器に感染が及ぶこともあります。野菜や果物で人糞(じんぷん)を肥やしに使っている畑で作られたもの、汚染された水で洗ったもの、感染者の手により調理されたものは汚染されている可能性があります。中東地域、インドなどの南アジア地域、東南アジアへの渡航者でしばしば発生しています。

潜伏期間は2日から1週間とばらつきがあります。症状としては、断続的な水様性下痢が起こり、けいれん性の腹痛が起きます。重症の場合、便に血液や粘液が混じります。赤痢アメーバが肝臓に膿瘍をつくることもあります。高熱、肝臓付近の痛みや不快感などを訴えます。アメーバ赤痢は便を顕微鏡で検査して診断します。また、大腸内視鏡を入れて大腸の中を調べ、潰瘍があればその組織を採取して病理検査により診断できることもあります。肝臓に膿瘍があれば、超音波やCT検査で発見できます。

治療はアメーバ赤痢で消化器症状がある場合や、肝臓など腸以外の器官に感染がある場合は、抗アメーバ薬のメトロニダゾールが投与されます。この薬は、服薬中に副作用として吐き気や嘔吐がしばしば起こるので注意が必要です。

医師 永山 憲市

 

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