|
シンガポールの薬事情
シンガポールの薬は輸入品がほとんどです。その中には一部、日本製の薬も含まれます。日本で使用されている薬と同じものがすべて手に入るわけではありませんが、たいていの薬はシンガポールでも手に入ります。ただ、成分は全く同じでも、薬剤の商品名や形、色、大きさなどの見た目が異なったりすることはよくあります。また、薬剤の成分量が若干異なることもあります。中には日本と全く同じ薬剤も存在します。
たとえ同一成分の薬がないとしても、代用できる類似薬があったりで、困ることはほとんどありません。どうしても代用薬すら存在しない場合は政府に申請し、日本から輸入することもできます。スタンプ式BCGや、貼付式気管支拡張剤などは日本独自のものなので、日本人専用クリニックでは日本から輸入しています。
逆に欧米で開発された新薬などは、日本より導入されるのが早く、日本にない薬がシンガポールでは利用できることもあります。また、日本では作用の異なる成分が合わさったいわゆる合剤というものは限られた範囲でしか認められませんが、シンガポールではそういった種類の薬を多数見かけることができます。
よく、海外の薬は日本に比べて強いというようなお話も聞きますが、それは、ひとつの薬の成分量が多かったりすることがあるからと思われます。
シンガポールではどうしても人口が少ない分、この国独自の研究データは十分に集まらないので、欧米のデータを基にして薬用量を設定していることが多く、使用している薬剤も欧米のものをそのまま輸入していることが多いです。そうすると欧米人と東洋人では体格が違うので、用量が多めになってしまいます。一方日本では日本人のデータに基づいて決められているので、たいていの場合、控えめな量となっています。薬もそれに合わせて日本独自の小さな薬が作られることが多いです。どちらかというと日本の薬が特殊なわけですが、アジアの人にとっては日本のデータや薬のほうが本来適当と思われます。
シンガポールの日本人専用クリニックではその点を考慮した処方を受けれるので、安心して相談ができます。 |