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日焼けをしないためには、衣服や帽子、日傘などで物理的に紫外線を防御する方法もありますが、地面などからの照り返しにも紫外線が含まれるため、十分とはいえません。しみ、しわを作らないためには、サンスクリーン剤を十分に外用することが重要です。
サンスクリーン剤には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。吸収剤はそのものが紫外線を吸収し、熱エネルギーなどに変化させて皮膚表面から放出させ、ダメージを防ぎます。散乱剤は皮膚表面において紫外線を乱反射させ、皮膚の内部への侵入を防ぎます。紫外線吸収剤でかぶれてしまう方は、散乱剤のみの日焼け止め(ノンケミカル)を使用するようにしましょう。
紫外線防御能の指標としては、PAとSPFがあります。
PA値は、UVA(紫外線A波)の防御能で、強い方から+++、++、+の3段階で表示されています。
SPFは、UVB(紫外線B波)の防御能で、上限は50+です。SPF15では紫外線透過量が10%以下、SPF30では5%以下といわれています。(SPFは国際的に用いられていますが、PAは日本独自の表示になっています。ただし、SPFの測定基準は国ごとに異なっているため、海外の製品と日本の製品のSPFは同じではありません。)
日常生活であれば
SPF20以上、
PA++以上、屋外活動が多い場合は、SPF30以上、PA+++以上のものを使うと良いでしょう。汗などで効果が低下することがありますので、2〜3時間おきに塗り直すことをお勧めします。
シンガポールの日差しですが、世界保健機構(WHO)が出しているUVインデックス(1〜13)によると、東京が2(11月から1月)〜10(7月)なのに対し、シンガポールは10〜13!ほぼ一年中、日本の真夏以上の紫外線を浴びていることになります。サンスクリーン剤はシンガポールでの必需品。当院では、毎日塗ることを考えた、高濃度美容成分配合のサンスクリーン剤や、簡単に塗り直しができるパウダータイプのサンスクリーン剤を取り扱っています。お肌にあったサンスクリーン剤が見つからない方は、ぜひ一度ご相談ください。
医師 向久保 寿恵 |