04 Dec 2003 医療コラム(Dr 永山) その6
四十肩
 

四十肩

今回は四十肩、正式病名は肩関節周囲炎、について説明いたします。

最近、この四十肩で来院される方が何人か見受けられました。実際、日本では11月から3月の寒い季節に発症することが多いといわれていますが、常夏のシンガポールでも季節や気温に関係なくこの時期なのでしょうか?また、オフィスなどの室内が強い冷房のため寒い?さらに雨季で気温も比較的低め?という環境が影響しているのかもしれません。

四十肩が初めての場合、症状は今までに経験されていないような激烈な痛みのため本当につらいです。まず、痛くてYシャツが着れません。痛くて腕が上がらないのです(うだつが上がらないのではありません)。また、夜眠れません。四十肩の患者さんは70%以上が不眠を訴えます。なぜなら肩が痛くて寝返りをうつと痛みで目が覚めるからです。これは本当に痛い。

実は私もこの四十肩をやっております。高校3年の時のラグビーの試合、忘れもしません国体(びわこ国体in滋賀県)での対宮崎代表。真剣にタックル・タックル・タックルと重ねているうちに、タックルポイントをはずされてしまい右肩脱臼です。さらにその後も試合が・・・。それ以来、慢性肩腕症という状態になってしまったため、ずーっと肩可動域が狭いので四十肩も早く来てしまい(36歳で)、またその症状もつらいものでした(肩をちょん切ってやろうかという衝動に駆られました)。今もじくじくと痛む感じが・・・。
私のつまらない話は別として、四十肩は
肩の痛みと運動制限(腕が上げれない・肩を回せない)を主とした、加齢による筋力の衰えが基盤となる病気です(とほほ)。

治療としては発症後1週間から10日までは急性期の激しい炎症を冷湿布等で冷やして安静にしていただいた方がいいのですが(もちろん痛みに対しては消炎鎮痛剤の内服が効果的です。)、痛みが落ち着いてから(10日目ぐらいから)は温湿布・入浴・シャワー等で温めた方がいいでしょう。またこの時期ぐらいから、肩を回したりしてよく動かすようにするべきです。(これが実は痛くて、つらい。頭では理解できていても、なかなか・・・。)いずれ治ると思いつつ、ますます痛むわ腕は上がらないわという状態は実は最初は痛くて上がらなかったのが、気がつくと使わずにいたために、筋肉が硬くなってしまって、無理に動かそうとすることによる痛みに変ってきている場合が多いようです。ある程度痛みが治まってきた時点(10日目ぐらい)で、積極的に運動(肩をぐるぐる回すのを1日3分を5回が簡単)を始めるべきだと思います。

上記のような症状をお持ちで年齢(30歳以上)は是非医師にご相談なった方がいいでしょう。(経験者語る。)

永山 憲市

 

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