13 May 2004 保健便り その6
プールのお話
 

プールのお話

日本で真夏といえば8月頃ですが、シンガポールでは5月が最も暑いと言われています。

つまり常夏シンガポールの真夏は5月で、ちょうど今の季節ということですね。夏といえばプール(?)…そんな訳で今回はプールに関するお話です。

まずプールに入る前ですが、風邪などをひいている場合はもちろんですが、中耳炎や外耳炎、結膜炎などに罹っていると病状が悪化することがあります。また、明らかな病気ではなくても、食欲がない、寝不足、疲労気味だったりすると意外にも体力が落ちていて、思わぬ怪我をしたり風邪を引きやすくなりますので、プールでの遊泳は見合わせた方が良いでしょう。

プールに入る準備ですが、水に入ると体が冷えてトイレが近くなりますので、あらかじめトイレに行っておきましょう。特にお子様の場合は遊びに夢中になるとトイレに行く機会を失って、プールにしてしまうこともありますので、プールに入る前にトイレに行く習慣をつけてあげましょう。次に準備体操です。学生時代の授業前にはやっていても、プライベートで泳ぐ時まで準備体操をされる方は少ないようですが、「いつもしなくても大丈夫だから」という過信が事故につながりやすいと言われています。特に午前中は自覚できなくとも体がかたく、怪我をしやすい状態ですのでご注意ください。

プールでの事故は、多くの場合未然に防ぐことができます。まず、「プールサイドでは滑りやすいので走らない」「ふざけて溺れた振りをしたり、溺れさせたりしない」など、基本的なルールは必ず守りましょう。また、プールの深さはコンドミニアムやホテルによって随分違うので、飛び込みは絶対に避けましょう。切り傷や手足の骨折程度ですめば良いのですが、最悪の場合には頚椎を損傷して全身麻痺になったケースもあります。他の方にぶつかり、相手に怪我をさせるケースも少なからずあるようです。

そして遊泳中は想像以上に汗をかき、体力が消耗しています。ですので、遊泳後は十分にからだを温めて休めるとともに、スポーツドリンクなどを飲んで水分や塩分を補いましょう。そうすることで比較的早く体が元の調子を取り戻します。

最後にプールでうつる病気についてですが、有名なものには「プール熱」や「はやり目」、「みずいぼ」などがあります。これらは遊泳後に十分にシャワーを浴びる、うがいや洗顔・洗眼をする、タオル類を貸し借りしない、などで大抵の場合は予防できます。またタオルの貸し借りをしないことで、幼児の間で流行するアタマジラミを防ぐこともできます。

暑い中、真っ青な空や白い入道雲を見ると「泳ぎたい!」気分になりますよね。そしてシンガポールにはプール付きのコンドミニアムやホテルなど、泳げる環境も申し分なく整っています。それらを上手く利用して、常夏シンガポールの真夏も快適に過ごしてみましょう♪

看護師 丸元

 

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