03 Jun 2004 医療コラム(Dr 永山) その9
発熱時の入浴について
 

発熱時の入浴について

お子さんの診察時に、一番よく聞かれる質問は「お風呂はどうしたらいいでしょうか?」というものです。お子さんが発熱している時にお風呂に入れていいものかどうか悩む親御様は多いと思います。実際のところケースバイケースですが、おおよその目安となる体温は37.5℃です。具体的には下記のような方法がありますので、熱があったりして体調が悪い時こそ、できるだけお子さんの体を清潔にしていただきたいと思います。

1.体温37.5℃以下

赤ちゃんは新陳代謝が盛んでよく汗をかきます。皮膚を清潔に保つためにも、またこの暑い暑いシンガポールではとびひやかぶれを防ぐ為にも、体温が37.5℃以下ならば普段どうりにお風呂に入って、汗を洗い流してください。

2.体温37.5℃以上

お風呂に入ることは無理でも、高熱(39℃以上)でないかぎり簡略浴やオイル浴、座浴などできれいにしてあげましょう。着替えなどの準備を整え、手早くすませるようにします。

A.簡略浴

バスタオルの上に寝かせ、お湯でしぼったタオルで身体をふきます。汗をかきやすい首、わきの下、汚れやすい股などはていねいに拭いてあげましょう。時にはおちんちんなどは泡立てた石けんで簡単に洗い、お湯でしぼったタオルを何回か替えて拭きます。拭いたところには順次乾いたタオルをかけるなど、身体を冷やさないように注意します。

B.オイル浴

カット綿にベビーオイルをふくませ、簡略浴と同じようによごれやすいところを拭き、お湯でしぼった蒸しタオルで拭き取ります。アトピー性皮膚炎のお風呂あがりのスキンケアの時にもいい方法です。

C.座浴

上半身は服をきたまま、おしりをシャワーや洗面器、またはタライで洗います。洗面器やタライのお湯は何度か交換してください。石けんとお湯できれいに洗うことが家庭でできる最高の消毒です。とくに下痢をしているときにはおしりを清潔にしてあげましょう。

永山 憲市

 

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