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小児の誤飲予防について
前回はタバコの誤飲についてお話ししましたが、今回は誤飲全般についてお話します。前回もお話ししたとおり、身のまわりにある全てのものが誤飲の原因となり得ますが、一般に一番多いのはタバコ、続いて、医薬品、化粧品、洗剤、殺虫剤の順となっています。
発生時間帯は夕方以降の家族団らんの時間帯に多いという傾向があります。保護者が近くにいても、乳幼児はちょっとした隙に、身の回りのものを口に入れてしまうので注意が必要です。うちの場合は大丈夫といった、油断が誤飲事故の発生につながります。一方、保育所や幼稚園等、多数の子供が生活している施設で起こる誤飲は少数であるという報告があります。このことからも、口に入るサイズのものを極力子供が手にする可能性のある場所に置かないなど、大人が注意を払うことで事故は防げることがわかります。特に、歩き始めた子供は行動範囲が広がることから注意が必要です。ちなみに口に入って、誤飲事故の原因となるもののサイズはおよそ直径3cmの円に入るものであるといわれています。
その他、気をつける点として、離乳期の乳幼児に不適切な内容の食事は行わない、食事のときは落ち着いて座って食べさせるなどがあります。食事中に遊びまわるのを許すのは誤飲のもとです。また、床をハイハイして落ちている物を口に入れたり、あお向けでおもちゃ、あめなどを口に入れて遊ぶお子さんの行動には注意しましょう。
最後に2番目に多くみられる医薬品の誤飲事故について少しお話しいたします。医薬品についてはタバコよりも比較的高い年齢のお子さんにみられる傾向にあります。医薬品は子供が誤飲すれば症状が発現する可能性が高いものなので、その管理には特別の注意を払う必要があります。子どもの前に医薬品を放置しないようにするのはもちろんのこと、子どもはすぐに行動をまねるので、子どもの前では薬を服用しないようにしましょう。
注意していても誤飲してしまった場合、ただちに医療機関に連絡し指示をあおいで下さい。そしてできれば飲み込んだものを持参し、医療機関を受診して下さい。
大西 洋一 |