09 Dec 2004 医療コラム(Dr 永山) その12
心身症(2)
 

心身症(2)

お仕事や家庭のことで精神的に疲れたとき、あるいは「心身症」に陥らないための基本あるいはストレス解消法(対処方法)のポイントは、休日の過ごしかたです。

休日をどのように過ごすかですが、実は何も無理して遊ばなくてもいいのです。無理に趣味を作らなくてもいいのです。家でゴロゴロしていてもいいし、家族サービスが好きならしてもいいでしょう。無理してしなくてもいいのです。一人で過ごすのも問題ないでしょう。自分の好きなように気ままに休日を過ごすことです。がんばって、何かをやろうとする必要は無いのです。気楽に構えてできれば、ぼーっと休日を過ごしていただきたいのです。

強いて言えば、平日にお仕事で忙しい、家庭のことで大変だということなら、休みの日にはまったく正反対のことをやっていただきたいのです。つまり、のんびりぐうたらに怠けていただきたいのです。この怠けるということが重要なのです。もしかしたら怠けるという言葉に非常に悪い印象をお持ちの方がいるかもしれません。しかし、疲れているときに怠けることは休息をとる上で大切な方法なのです。

ただ、休日を好きなように過ごせないという事情もあるでしょう。家では家族に気を使い、休日まで接待が入るというような事情もあります。それこそが現代人のつらさではないでしょうか。むしろ、休日のほうが疲れるというような人もいるでしょう。
それでも休日のうちの半分でもあるいは4分の1でもいいから自分の自由な時間を作るべきなのです。それも難しいというような場合はどうすればいいのでしょう。そのような場合、職場・家庭での環境を調整することが必要となります。つまり、職場の上司・同僚や家族に病状について説明し、理解を求めたり、予防的にいわゆる精神安定剤を飲んでおいたほうがいい場合があります。もちろん、このような時には医師の診察やアドバイスを受けた上でのこととなりますが。

以上のようにストレスの対処法とは実はストレスと真正面から対応するのではなく、ストレスから逃げることなのかもしれません。もちろん、お仕事や家庭のことでストレスに突き当たるのはしょうがないでしょう。しかし、ストレスから逃げる場を自分自身に作ってあげることがストレスの対処方法として有効なことも間違いないでしょう。

永山 憲市

 

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