16 Dec 2004 健康診断結果の見方 その12
肝炎(その3)
 

肝炎(その3)

2.日常生活上の注意

<B型肝炎>
*HBs抗原が陽性の場合は、B型肝炎ウイルスについて、さらに詳しい検査が必要です。
*ウイルスの核を作っているHBe抗原が存在する場合、感染力が強いため、その抗原と抗体を測定し、治療の効果などを確認します。
*慢性肝炎や肝硬変などを伴っている時は、さらに詳しい検査、長期にわたる診察、治療が必要です。
*キャリアの場合は、将来発病する可能性がありますので、定期的に検査を受けた方が良いでしょう。
*また、B型肝炎ウイルスは血液や体液を通じて他人に感染するという事を良く理解し、日頃から下記事項に注意する事が大切です。

(出血時)自分で手当てして他人に血液がつかないようにし、血液のついたものは捨てる。
(日用品)カミソリ、歯ブラシ、血液のつくおそれのあるタオルなどは共有しない。
(性交渉)適切な予防措置を。パートナーの予防接種、コンドームの使用。
(輸血)供血はしない。
(対乳幼児)口移しで食べ物を与えない。
(生理時)自分で処置後、手をよく洗う。

<C型肝炎>
*各種の血液検査や腹部超音波、X線、CT検査、腹腔鏡検査などを行い、慢性かどうかを調べます。
*C型慢性肝炎の症状はおだやかですが、知らぬまに肝硬変や肝癌に進行する事もあるため、長期の定期検査が必要です。
*日常の生活上の注意は、前項のB型肝炎に準じます。

健診結果はきちんと健康増進に生かしましょう。ガイドラインに基づいた正しい治療を受けましょう。

大西 洋一

 

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