30 Dec 2004 保健便り その11
お薬の話(その2)
 

お薬の話(その2)

今回は前回の保健便り「その10お薬の話(その1)」に引き続き、「外用薬」について掘り下げたお話です。

外用薬の多くは直接患部に使用するため、効果が内服薬に比べて早く現れる上に、副作用が起きても発見しやすいというメリットがあります。また、内用薬による胃腸障害や注射剤による痛み・組織の障害が避けられるのも、外用薬の大きな特徴のひとつです。

代表的には外用薬には以下のような種類があり、それぞれ独自の特徴をもっています。

<軟膏・クリーム・ローション類>
皮膚や粘膜に直接塗るもので、油脂剤やクリーム剤、ローションなどがあります。基本的に皮膚薬として使われますが、皮膚を通って血管に吸収され全身に作用するものもあります。

<貼付薬>
有名なものに湿布と呼ばれるものがあります。これは消炎・鎮痛作用のある有効成分などが皮膚から吸収されるようになっています。他にも皮膚から血管へ薬の成分が吸収され、全身に作用するシールタイプの薬もあります。

<坐薬>
肛門や膣に挿入して、体温や分泌液などで溶けて効果を発揮します。薬が飲めない患者さんでも使用でき、即効性と持続力があるのが特徴です。痔など肛門の病気に直接作用するものと、直腸から成分を吸収させることで内服剤と同じ効果を持つものがあります。

<点眼・点鼻・点耳薬>
文字通り、目や鼻、耳に直接使用する薬です。

<噴霧剤・エアゾル剤>
吸入器や噴霧器を使って、のど・気管などの呼吸器や皮膚に吹きつけ、消毒したり炎症を抑えたり、呼吸や咳を鎮めたりします。即効かつ確実な効果が期待できます。

冒頭にも書きましたが、外用薬の多くは直接患部に使用するので、使用時はいくつかの注意が必要です。まず、軟膏や貼付剤などの使用時には患部(皮膚)を清潔にしてから薬を使用すること、点眼薬などは薬の入っている容器が直接患部に触れることがないようにすること、他人と薬を共有しないことが重要です。また、外用薬は内服薬に比べて使用方法や保存方法が薬によって大きく異なるので、外用薬を処方されたり購入した際には、必ず使用方法と保存方法を確認する習慣をつけましょう。

看護師 丸元 真弓

 

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