医師コラム

2019年9月3日

子宮頸がんとHPV (ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて3

前回までに子宮頸がんの疫学、原因、予防、HPVワクチンと効果についてお話ししました。今回は一時期日本で問題となった副作用についてお話しします。 WHOは世界中の最新データを継続的に解析し、HPVワクチンは極めて安全であるとの結論を発表しています。一方、HPVワクチンは筋肉注射であるため、注射部位の一 […]
2019年5月28日

子宮頸がんとHPV( ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて2

前回、子宮頸がんの疫学、原因、予防についてお話ししました。今回はHPVワクチンについてお話しします。 日本国内で承認されているHPVワクチンは2価と4価の2種類があります。2価ワクチンは子宮頸がんの主要な原因となるHPV16型および18型に対するワクチンであり、一方4価ワクチンは16型・18型および […]
2019年2月19日

子宮頸がんとHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて1

日本においては、子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2900人が死亡しています。患者数、死亡者数ともに近年増加傾向にあり、特に20~40歳代の若い世代での罹患の増加が著しいものとなっています。 子宮頸がんの多くはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因となります。HPVの主な感染経 […]
2018年11月13日

性感染症(STD)3 梅毒感染症

梅毒とは、「トレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)」という細菌に感染することで、全身に症状が現れる感染症です。 梅毒は主に性行為をきっかけとして広がるため、同じ感染経路を持つHIVやクラミジアに同時感染することもあります。日本では2011年以降、梅毒の患者数が増加傾向にあり、 […]
2018年8月7日

性感染症(STD)2 淋菌感染症

淋菌感染症は淋菌の感染による性感染症(STD)です。淋菌感染症は世界中で近年増加傾向で、我が国(日本)での感染症発生動向調査によると、1999年4月以降連続して増加傾向にあります。感染者はクラミジア感染症と同様、20歳代の年齢層に最も多く、報告数の中で女性の数が男性より極端に少数であることについては […]
2018年4月24日

性感染症(STD)1 性器クラミジア感染症

本疾患はわが国(日本)で最も多い性感染症(STD)です。若年層の女性に多く、成人では性行為により感染しますが、新生児は母親から産道感染することもあります。 クラミジア感染は男女とも性的活動の活発な若年層に多いです。特に女性でその傾向が目立っており、29歳以下では男性患者数を上回っているとの報告があり […]
2018年1月9日

未受精卵の凍結保存

近年、未受精卵の凍結保存が可能となり、日本でも施行している施設が増えてきました。仕事やパートナーの都合で、妊娠出産の準備が整わないまま卵子と共に年を重ねていき、子供を産み辛くなることを社会性不妊といいます。 卵子が老化すると、染色体の不分離が生じやすくなり、流産率も上がり、結果的に出産率が激減します […]
2017年9月26日

不妊治療4 体外受精

今回は体外受精の流れについてお話します。体外受精となると、通院回数が多そう、身体の負担が大きそう、金銭的な負担も大きそうといったイメージがあるかと思いますが、実際タイミング指導や人工授精に比べると確かにそうです。施設にもよりますが、初回の体外受精では月経2~4日目までに受診し、ホルモン検査を行い、体 […]
2017年6月13日

不妊治療3 体外受精

前回より体外受精についてお話しています。 今回は体外受精を行う時期について少しお話します。体外受精というと不妊治療では『最後の砦』というイメージがあり最終手段として取っておくケースや、奇形児や染色体異常児の確立が上がるのではと心配してなかなか体外受精に踏み切れないケースによく遭遇します。お気持ちは大 […]
2017年3月8日

不妊治療2 体外受精

前回は不妊治療における最初の段階である、タイミング法、人工授精についてお話しました。今回より体外受精、顕微授精についてお話します。 体外受精の歴史は1978年に世界初の体外受精をエドワード博士(イギリス)が成功させ、体外受精児が誕生してから40年弱が経過しました。その誕生児もすでに結婚、自然妊娠、出 […]