医師コラム

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疲労骨折

疲労骨折とは、大きな外力が一度に加わったことで起こる一般的な骨折とは違い、骨の同じ場所に繰り返し小さな力が加わったことによって、骨にひびが入ったり、それが更に進行して骨折となってしまった状態のことをいいます。短期的に集中してトレーニングをした場合に起こることが多いようです。それには、筋力の不足やアンバランスさ、技術面の問題や体の柔軟性不足など技術・体力に関する問題があったり、トレーニングのしすぎや合わない練習や靴の問題、地面の固さなど練習環境の問題がベースにあることも多いです。ある説によると、好発部位は中足骨35%、脛骨27%、肋骨12%、腓骨9%、尺骨・大腿骨・足関節の内側がそれぞれ3%くらいです。

明らかな外傷がないのに慢性的に痛みが続く場合は疲労骨折も疑いつつ診断のためレントゲン検査をします。ただしレントゲンでは初期には分からない場合も多いのでその場合は経過をみて数週間後に再度レントゲンを撮るかMRI検査をします。診断されてもほとんどの場合は安静にすることでやがて治っていきます。

疲労骨折を再発させないためには、なぜそれが起こったのかを検討し、普段から過度のトレーニングに注意しつつコンディションを調整するよう心がけたいです。

医師 長谷川 典子