掌蹠多汗症
2019年1月8日
脂質異常症の診断基準
2019年1月22日

たくさん噛みましょう!

噛むことは健康な生活、アンチエイジングに重要な役割を担います。
そしてたくさん噛むには噛み合わせが重要となってきます。
1おいしく食べて生活を豊かにする
・良く噛める事が老化を防ぐことになる
・おいしく食べられると食事や会話が楽しくなる
2噛むことで脳の血流が増加する
・良く噛むことは認知症予防にもなる
3噛み合わせは運動能力にも深く関わる
・歯は身体のバランス感覚にも大切
・歯が欠損している人が義歯を装着した時と外した時では、歩幅や歩く早さなどが違う
・義歯を入れたときは歩幅が広く、歩く早さも早くなりリズムも安定するが、義歯を外すと転びやすくなる
・奥歯が1本無くても実際噛むことはできるが、隣の歯の傾斜や対合歯の挺出などにより、将来的に咬合が崩壊する
4噛み合わせがきちんとしていると、顎の骨も発達し引き締まった顔立ちになる
5悪い噛み合わせは様々な要因を引き起こす
・歯や顎に負担がかかり、ストレス、顎の痛み、頭痛、めまい、肩こりの原因になる
・噛み合わせが悪く口が閉じにくいと口呼吸になり、お口の中が乾きやすくなる
・唾液の減少は、口腔内の自浄作用を低下させ、むし歯や歯周病のリスクを増加させる
・口呼吸を続けると出っ歯になる

噛むことや噛み合わせが健康維持促進、アンチエイジングに重要だということがおわかりいただけたでしょうか。むし歯や欠損歯を放置したことによる、噛み合わせが崩壊してからの咬合回復は非常に難しく、時間もお金もかかります。定期的なメインテナンスを行い、お口の中の健康維持に努めましょう。

歯科医師 畑 昌子