医師コラム

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どうして皆にマスクが必要か?

新型コロナ感染が広がるにつれ、シンガポールでもマスクの着用が始まりました。どうして世界保健機関(WHO)や米国CDCも、病気の人がマスクを装着し、健康な人はマスク不要という、これまでの方針を変更したのでしょうか?新型コロナウイルスはSARSと同じコロナウイルスですが、新しいウイルスで今まで分かっていなかった特徴が分かってきたからです。

具体的には症状が出る前にも人にウイルスをうつしていたり、症状がはっきりしていなくても人に感染させている状況が推測されるからです。つまり、我々ひとりひとりがもしかしたら人にうつしてしまうかもしれないということを考えて、公共の場では2歳未満を除いてマスクするように薦められています。他の人からはなれてジョギングや山登りなど息の切れる運動をする時は装着の義務はありませんが、家に戻ってエレベーターに乗るときなどにマスクをつけるように、忘れず持ち歩きましょう。

マスクしていても咳エチケットはしっかりとしましょう。
他の人にうつさないためにマスクをしているのですが、そもそも具合が悪い時には外出せずに、自室で養生してください。マスクをしていても飛沫が全部抑えられるわけではないので、咳やくしゃみはできるだけ人から離れて、人がいない方向に向けてマスクの上からもハンカチや二の腕をつかってカバーをしましょう。

最後になりますが、日本の消費者庁が注意喚起​しているように、空間除菌ブロッカーなどの、首から下げたり、バッジのように身に着けるウイルス対策をうたった商品は効果がないばかりか、健康被害も報告されているので、ご注意ください。

医師 林 啓一