医師コラム

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口腔がんのチェックポイント

最近話題にもなっている口腔がん、患者様の中には口の中にも癌ができるという事をこの様なニュースが流れる前は知らない方もいらっしゃったので、少し説明させていただきます。

現在の日本における口腔がんの罹患者数は年間約6000人と言われています。年齢では50代や60代に多く、発生に係わる要因は数多くありますが、代表的なものだと喫煙や飲酒、不潔な口腔衛生状態、慢性の機械的刺激、HPV(ヒトパピローウイルス)感染などがあります。慢性の機械的刺激というのは、傾いた歯や、虫歯により鋭くとがった部分があったり、合っていない被せ物や詰め物、入れ歯により、いつも頬や舌が刺激されている状態をいいます。

口腔がんのできやすい場所は舌、歯ぐき、頬の粘膜です。心配な方や中高年齢の方は月1回のセルフチャックをお勧めします。普段から口腔内をチャックしておくとよりご自分の変化に気づきやすくなります。怪しいと思ったら、かかりつけの歯科医院や総合病院の歯科口腔外科を受診してみてください。

セルフチェック項目

手順1:明るい光の下で、鏡を使って確認してください。

1唇の内側と下あごの歯ぐきを見て、触ってください。

2頭を後ろに傾けて、上あごの歯ぐきとその間を見て、触ってください。

3舌を前に出して、舌の両脇、舌と歯ぐきの間を良くみて、触ってください。

4下あごから首にかけて触ってみてください。

手順2:よく観察し、チャックしてみてください。

1白い斑点や赤い斑点はありませんか。

2治りにくい口内炎や、出血しやすい傷はありませんか。

3盛り上がったできものや、固くなったところはありませんか。

4顎の下と首の脇に腫れはありませんか。

5食べたり飲み込んだりがスムーズにできますか。

(公益社団法人日本口腔外科学会、お口のトラブル相談室から引用)

医師 伊藤 明雄