医師コラム

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足白癬(水虫)

いわゆる「足の水虫」のことを「足白癬(あしはくせん)」といいます。原因菌である白癬菌は、皮膚の角質にあるケラチンと呼ばれるタンパク質を栄養源としているカビ(真菌)です。
足白癬には、趾間型・小水疱型・角質増殖型の3種類があります。趾間型足白癬は、足趾の間の皮膚が剥けたり白くふやけたりします。小水疱型足白癬は、土踏まずなどに小さな水疱がたくさんできます。角質増殖型足白癬は、かかとを中心に厚い角質を認めますが、かゆみはありません。
白癬菌の感染経路には、人やペットからの直接感染と、菌が付着するスリッパや風呂場の足拭きマットなどを介しての間接感染があります。また、糖尿病の患者さんやステロイドの飲み薬を内服している患者さんは、足白癬になりやすいので注意が必要です。
顕微鏡検査を行うと、角質内の白癬菌を直接見つけることができます。アルカリ性の液体で角質を溶かすことによって白癬菌が見つけやすくなり、1分くらいで診断が可能です。
治療は、主に抗真菌剤の塗り薬で行います。角質への浸透性が良い点から、クリーム剤が最も多く使用されています。足白癬の治療に必要な期間は最低3ヶ月、角質増殖型足白癬では1年くらいと言われています。見た目に綺麗になったからといって自己判断で治療を中止してしまうと、残っていた白癬菌が増殖を始めるため、すぐに再発してしまいます。お薬の終了時期は、医師とよく話し合ってきめるのがよいでしょう。

医師 大月 亜希子