医師コラム

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2020年2月4日

単純性粃糠疹(はたけ)

単純性粃糠疹(はたけ)とは、幼児や小学生の、主に顔に出現する境界があまりはっきりとしない脱色素斑(白抜け)のことです。ほかに自覚症状はほとんどありません。きわめて頻度が高い疾患で、周囲の日焼けが目立つシンガポールではより皮疹が目立つ傾向があります。

原因は、1)発赤などの炎症のあとになることがあるので、炎症の後に色がぬけてしまった、という説と、2)皮膚のある部分が、角質という皮膚の一番上の層が変化し、自然のサンスクリーン剤(日焼け止め)となり、紫外線による日焼けを起こさなくなった、という説の二つがあります。

紫外線を当てることでより目立つようになるので、サンスクリーン剤で遮光をすると白色部分が目立ちにくくなります。軽いかゆみを伴う場合は、お薬を使います。良性の疾患であり、自然によくなることも多いです。

医師 大月 亜希子