医師コラム

2017年8月29日

逆流性食道炎

今回は、最近日本において増加傾向であるといわれる、逆流性食道炎についてお話しします。 逆流性食道炎とは? 逆流性食道炎とは、胃の内容物が食道内に長時間にわたり逆流・停滞することにより、食道に炎症が起き、びらんや潰瘍が生じる状態のことです。 どうして炎症が起こるのか? 胃酸は強酸性です。食道と胃のつな […]
2017年8月22日

糖尿病の合併症

今日、日本の糖尿病の患者数は予備軍を含めると2210万人と推定されていますが、実際に治療を受けている糖尿病患者の数はその10分の1程度にすぎません。治療を受けている人の数が少ない理由として、糖尿病は初期段階で自覚症状がないために、放置されがちであることが考えられます。ここが糖尿病の盲点になっています […]
2017年8月15日

歯をぶつけてしまった!

「転んで歯をぶつけてしまった」「子ども同士でふざけていて頭が歯に当たってしまった。」など、多くの人が前歯の負傷で受診されます。 ・歯がグラグラしている ・歯の位置が変わった ・出血している ・歯が抜けてしまった(!) といったぶつけた直後の症状から、 ・歯の色が変わってきた ・歯ぐきが腫れてきた ・ […]
2017年8月8日

足白癬(水虫)

いわゆる「足の水虫」のことを「足白癬(あしはくせん)」といいます。原因菌である白癬菌は、皮膚の角質にあるケラチンと呼ばれるタンパク質を栄養源としているカビ(真菌)です。 足白癬には、趾間型・小水疱型・角質増殖型の3種類があります。趾間型足白癬は、足趾の間の皮膚が剥けたり白くふやけたりします。小水疱型 […]
2017年8月1日

ヒアリで話題のアナフィラキシー 納豆とマリンスポーツ

ヒアリ(ファイヤーアント)に刺されると酷いアレルギー反応・アナフィラキシーが起こることがあり、その被害が大きく報道されています。米国で年に100名ほど死亡しているという話がありますが、これはハチなどを含むデータのようで、実際にヒアリでアナフィラキシーを起こす人はそこまでは多くないようです。よく分から […]
2017年7月25日

ピント調節

本やスマホをみるときにピントが合うまで時間がかかったり、手元から離して見るようになったりしませんか?40代にさしかかると、もともと眼が健康で眼鏡要らずだった方も自覚することがあると思います。これがエイジングに伴う調節力の低下、「老眼(シニアアイ)」です。 眼の筋肉は、遠く(無限遠)を見ている時がリラ […]
2017年7月18日

狂犬病

「2017年7月5日、マレーシアのボルネオ島で農村地域に住む3名が狂犬病に感染し6歳と4歳のきょうだいが死亡した」という悲しいニュースがありました。 狂犬病は、発症するとほぼ100%死亡します。狂犬病は狂犬病ウイルスに感染したイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてでき […]
2017年7月11日

エナメル質は歯の鎧

歯は硬いので、大抵の食べ物を噛み切ったり、粉々にできます。ではなぜ歯は硬いのでしょう?歯の本体は実は内部の象牙質が大部分を占めています。この象牙質は意外と柔らかいのです。それを守っているのが歯のエナメル質です。このエナメル質は歯の硬い鎧であり、いろいろな物や刺激から象牙質をしっかり守ってくれています […]
2017年7月4日

熱さまし(解熱剤)の上手な使い方

生まれたばかりの赤ちゃんは、母親からもらった病原体に対する抗体の貯金があるためほとんど熱を出しません。しかし、貯金がなくなってくる半年を過ぎると風邪をひいて発熱する機会は増えてゆき、小学校に入る頃までは人生でも最も熱を出す時期といってよいでしょう。今回は、小児の熱にどのように対応したらよいかについて […]
2017年6月27日

溶連菌感染症

幼稚園や小学校でときどき流行する病気のひとつに、溶連菌(ようれんきん)感染症があります。子供だけではなく、大人でも発症します。典型的には、高熱とともにノドや扁桃腺が腫れて、強い痛みが出ます。今回は、この溶連菌の特徴についてお話ししたいと思います。 溶連菌には多くの種類があり、その中で特に問題となるの […]