心療内科

心療内科について
人は強いストレスを受けたり、長期間のストレスにさらされると、頭痛、腹痛、吐き気、動悸、めまい、耳鳴りなどの体の症状が出ることがあります。あるいは、ぜんそくや高血圧、糖尿病、更年期症状等が悪化することもあります。また、お酒やたばこの量が増えたり、過食、不登校になったりと、行動面への影響が出ることもあります。
このような状態を心身症と言い、心療内科は心身症を中心に診療する内科です。

しかし、心療内科は精神科に行くほど重症でない心の病気の人が行く所だという、本来とは少し異なったイメージを持たれていることがあります。実際、心身症でも落ち込んだり、イライラしたりなどの精神症状を伴うことは多く、また、現実的な要請から心療内科でも精神疾患を診療することは少なくありません。また、発達障害的特性を持つことが心身症や精神症状の発症に関係していることがあり、発達に関する診療を行うことも増えてきています。一方、精神科とははっきり異なる面もあります。強い妄想、幻覚、激しい躁状態などを現してくるような精神疾患は精神科の診療分野です。

診療方法について
心身症や精神症状を治療するにあたっては、患者さんの身体面、心理面、社会面を総合的にとらえることが重要と考えられています。そのため、心療内科では内科的診療/検査に加えて、面接を十分に行い、時に心理検査も併用しながら、そのひとの性格や行動パターン、家族や社会的背景などを多面的な視点を持って検討します。薬物療法だけを行うのではなく、心理療法にも重点を置くのが特徴です。当院では医師による心理療法の他、多彩な心理療法に精通した臨床心理士による検査/治療も行っています。

どういうときに心療内科にかかるとよいか
他の科を受診してもなかなか良くならない身体の症状があるようでしたら、心身症である可能性を考えてもいいかもしれません。実際、他科から心療内科へ紹介されるケースはとても多いです。また、不安、落ち込み、仕事や家庭でのストレスなど、気持ちが辛くなっている状態に対しても、どうぞお気軽にご相談ください。他に、大人の発達障害の相談や、児童生徒さんの抱えているストレス、学校での問題、不登校、言葉や社会性の発達/発達障害に関する相談にも応じています。必要に応じて、臨床心理士、言語聴覚士、小児科等の専門家と連携しています。

診療スケジュール

オーチャード分院 AM AM

心療内科診療は予約制です。お電話にてご予約ください。
アクセス・診療時間

担当医師


日暮 真由美 医師(医学博士)ひぐらし まゆみ

専門 総合診療・心療内科・糖尿病/代謝/内分泌内科
経歴 一橋大学社会学部卒業
千葉大学医学部卒業・同大学院修了、医学博士
千葉大学医学部糖尿病代謝内分泌内科所属、関連病院勤務
国立国際医療研究センター病院心療内科研修
2005年よりシンガポール日本人会クリニック勤務
2020年6月より現職
認定資格 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医
Graduate Diploma in Mental Health(シンガポール国立大学)
日本心療内科学会会員
日本プライマリケア学会認定医・指導医
日本医師会認定産業医
メッセージ 北海道網走出身です。
シンガポール日本人会クリニックで長年お世話になり、その貴重な経験を活かして、引き続き在星の皆さまのお役に立つことができれば幸せです。
心療内科はストレス関連疾患を中心に薬物療法だけでなく心理療法を行う内科です。私自身も更年期でよく眠れないことが増え、自律訓練法を実践しています。
最近気づいて嬉しかったのは、白衣が私の中年太りのウエストを隠すのに最適な事です。

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